トヨタの1~6月期の世界販売台数は4年ぶりの高水準を記録した
トヨタは7月30日、2025年1~6月期の世界販売台数(レクサスを含む)が515万9282台となり、前年同期比5%増で4年ぶりの高水準に達したと発表した。北米ではハイブリッド車(HV)が好調で、中国では電気自動車(EV)が好調だった。世界生産台数も2年ぶりの高水準を記録した。
トヨタの1~6月期の世界販売台数は2年ぶりに前年を上回り、フォルクスワーゲンの440万5300台を上回り、6年連続で世界販売台数1位を維持した。
北米では、カムリ(セダン)とシエナ(ミニバン)のハイブリッド車が好調だった。米国では、トランプ政権による関税導入による価格高騰への懸念から、新車購入の駆け込み需要が牽引し、ハイブリッド車(HV)の販売台数が単独で38%増加した。日本から米国への輸出も8%増加した。中国では、3月に発売した電気SUV「bZ3X」が好調だった。トヨタの主力市場である米国と中国では、ピュアEV(電気自動車)の販売が牽引し、海外販売台数は前年比4%増の439万8377台となり、3年連続で前年を上回った。国内販売台数は前年比13%増の76万8445台となり、1年ぶりに前年を上回った。
トヨタの世界生産台数は前年比6%増の491万8024台となり、過去最高を更新した。北米では、メキシコなどで好調な新車販売を背景に生産台数が増加した。アジアでは、中国での販売促進策も奏功し、生産台数を押し上げた。国内生産台数は前年同月比9%増の1,639,637台でした。2024年に発生した認証問題やリコールの影響から回復し、新型車の好調な販売も寄与しました。
本日発表された6月の世界販売台数は前年同月比2%増となり、6か月連続で前年実績を上回りました。一方、米国では「パニック買いによる需要の減少」により、販売台数はほぼ横ばいにとどまりました。