スウェーデンで行われた米中貿易協議の初日は約5時間続いた
中国と米国は7月28日、スウェーデンでの閣僚級協議初日を終えた。両政府関係者は、現地時間午後8時頃(北京時間29日午前2時)に会場を後にした。相互関税引き上げの期限が迫っているため、両国は当初の予定通り29日も協議を継続する。
協議は約5時間続いたとみられる。米国側はベンソント財務相、中国側は経済政策を担当する何立峰副首相がそれぞれ出席した。両氏はいずれも発言を控えることなく、会場を後にし、待機していた報道陣の前を通り過ぎた。
これは、6月にロンドンで行われた中米間の協議以来、3度目の協議となる。焦点は、8月12日に期限を迎える相互関税引き上げの期限延長だった。他に議論されると予想される議題には、中国の希土類輸出再開やロシアに対する米国の制裁強化などがある。