ペルー、7月の金利を4.5%に据え置く
ペルー中央銀行は7月の会合で政策金利を4.5%に据え置き、今後の調整はインフレとその主な要因に関する新たなデータ次第だと述べた。
この決定は、6月のインフレ率が前月比0.13%上昇、コアインフレ率が0.07%上昇したという最近のデータを受けたものである。
年間インフレ率は1.7%で推移し、コア年間インフレ率は1.8%から1.7%へとわずかに低下した。
今後12ヶ月間のインフレ期待は2.3%で、中央銀行の目標レンジ内にとどまっている。
当局は、インフレ率が短期的にはレンジの下限にとどまり、時間の経過とともに中間値付近で安定すると予想している。
足元の経済指標は若干悪化しているものの、大半は依然として楽観的な領域にあり、経済活動が潜在水準に近いことを示している。
同銀行は、貿易制限により世界経済の成長見通しが弱まり、不確実性と金融市場の変動性が高まっていると指摘し、インフレ目標を達成するために必要に応じて政策を調整するとの姿勢を改めて表明した。