日産は日本国内のいくつかの工場を閉鎖する予定だ

日産自動車は事業再建のため、日本国内の工場の一部を閉鎖することを決めた。具体的な対象となる工場や閉鎖・廃止の可否については今後決定される。日産は現在業績が低迷しており、全世界の従業員の15%に相当する2万人の人員削減を行う予定だ。売上が低迷する中、過剰生産能力がコストを圧迫している。そのため日産は国内工場を閉鎖し、事業の再生を急ぐ。

日産は子会社を含めて日本国内に5つの工場を持っています。工場は福岡県、神奈川県、栃木の3県にあり、総生産能力は100万台以上。

英調査会社グローバル・データのデータによると、日産の日本工場の稼働率は2024年時点で56.7%。自動車業界としては損益分岐点とされる80%を大きく下回る稼働率となっている。過剰な生産設備がコストを圧迫している。

日産は2024年11月、事業再建のため、全世界で従業員9,000人を解雇し、生産能力を20%(100万台)削減すると発表した。業績低迷が続く中、人員削減数は1万人以上に増加する。