トヨタ、2026年までに世界生産台数1,000万台突破計画
トヨタは、2026年までに世界生産台数(レクサスを含む)を1,000万台にするという計画を確定した。これは、米国を中心に急増するハイブリッド車(HV)需要に対応するためだ。生産台数は2年連続で1,000万台を超える。国内生産台数は300万台を超える見込みだ。
トヨタは主要部品サプライヤーに対し、この計画の周知を開始した。国内生産台数300万台は、トヨタが国内の生産技術と雇用維持のために設定した目標であり、4年連続で目標達成となる。
現時点では、2022年頃の車載半導体などの部品不足や、2024年の量産化に必要な「型式指定」に関する認証違反といった生産減少要因は見られず、トヨタは高い生産水準を維持できると確信しているようだ。
2025年1~11月の世界累計生産台数は、前年比5%増の917万台と見込まれています。このペースで生産が続けば、2025年の総生産台数は約1,000万台に達する見込みです。米国での販売が好調であることから、トヨタは1~11月期の日本から米国への輸出台数を前年比17%増の56万台に増やす予定です。
トヨタは、部品サプライヤーの負担を含め、2025年度(2026年3月期)の関税負担額を1兆4,500億円と見込んでいます。トヨタは長期的な戦略として現地生産拡大を掲げていますが、短期的には生産体制の大幅な変更には慎重な姿勢を崩していません。
