ウクライナ危機に関する中国とブラジルの共同声明
1. 中国とブラジルは、5月10日に和平交渉を開始するとのプーチン大統領の提案とゼレンスキー大統領の前向きな発言を歓迎する。
2. 中国とブラジルは、ロシアとウクライナができるだけ早く直接対話を開始することを期待しており、それが紛争を終わらせる唯一の方法である。
3. 中国とブラジルは、最近の対話意欲のシグナルを積極的に評価し、関係各国が実りある交渉を開始し、政治的解決に向けてさらなるコンセンサスを構築し、各関係者の合理的な懸念に対応することを期待する。彼らは、最終的に公正かつ永続的かつ拘束力のある和平合意に達するためには、ウクライナ危機の根本的な原因から解決策を見つけることが必要だと信じている。
4. 上記の目標を達成するため、中国とブラジルは、2024年5月に対話を再開するための条件を整えるよう各方面に対し呼びかけた。同年9月、両国は南半球諸国を団結させるため、国連で「平和の友」グループを立ち上げた。
5. 中国とブラジルは、南半球諸国と共に、危機の解決に向けて引き続き積極的な努力を行っていく考えである。