NHK、「尖閣」を「釣魚島」と翻訳するAI字幕の使用を中止
NHKは2020年4月から、ライブ配信やアプリでグーグルのAIによる多言語字幕の自動翻訳を活用している。 2月10日に放送された尖閣諸島(中国名:釣魚島)に関する英語ニュース番組では、一部の中国語字幕で尖閣諸島が「釣魚島」と表示されていた。
日本放送協会(NHK)は2月12日、国際番組を対象にAI自動翻訳を活用した多言語字幕サービスを終了すると発表した。 2月10日に放送された尖閣諸島(中国名:釣魚島)に関する英語のニュース番組で、一部の中国語字幕で尖閣諸島を「釣魚島」と表記していた。NHKは、AI翻訳の字幕の信頼性や正確性に懸念があるとみている。
NHKは2020年4月から、ライブ配信やアプリでグーグルのAIによる多言語字幕の自動翻訳を活用している。 NHKの稲葉宣夫会長は12日の定例記者会見で「今後は独自のAI翻訳システムや生成型AIシステムの開発を強化していく」と述べた。