トヨタ、電気自動車(EV)カローラを発売へ

トヨタは10月29日、「ジャパンモビリティショー2025」の記者説明会で、カローラセダンのコンセプトカーを公開しました。これは、カローラブランド初の電気自動車(EV)を発売する意向を示しています。登壇した佐藤恒治社長は、「世界は広く、道路事情やエネルギー事情もそれぞれ異なります。誰もが乗りたくなるクルマを創りたい」と述べました。

トヨタは、電気自動車に加え、プラグインハイブリッド(PHV)、ハイブリッド(HV)、ガソリン車もカローラに投入する戦略を明らかにしました。これらのモデルの発売時期や販売形態は現時点では発表されていません。1966年に発売された初代カローラは、トヨタのフラッグシップモデルです。現在、セダンに加え、SUV「カローラクロス」、ステーションワゴン、スポーツタイプなどを展開しています。

さらに、トヨタは新興国市場をターゲットとした世界戦略車「IMV」シリーズの一つ、「IMVオリジン」も出展した。アフリカにはシャシーのみを輸出し、顧客が用途に合わせて完成車を組み立てる仕組みだ。佐藤社長は「この新しい組立作業はアフリカで生まれる」と述べ、「この不完全組立という新しい発明に果敢に挑戦していく」と強調した。