45歳の日本の女優は、何日も自宅で亡くなったとみられ、幼少期に母親から虐待を受けていた

女優の遠野凪(とおの・なぎ、本名・青木秋海、1979年神奈川県生まれ)さんが、自宅で死亡しているのが発見された。享年45歳。

7月3日、アシスタントが東京都豊島区の自宅マンションを訪れたが、連絡が取れなかった。そこで管理会社に連絡し、警察に通報した。近隣住民によると、マンションの階下に5台以上のパトカーと救急車が到着したという。「午後3時頃(現地時間)、突然外で騒ぎが起こりました。確認しようと外に出てみると、警察官が管理人に窓ガラスを割る許可を求めていました。その後、消防士がバルコニーから侵入し、人命救助にあたるとのことでした」。

警察は、室内で女性の遺体が地面に倒れ、腐敗しているのを発見した。現場で死亡が確認された。死後数日経過していたと判断され、殺人事件とは考えられない。遺体の身元は現在確認されておらず、DNA鑑定が行われている。遺体が遠野凪子の自宅に現れ、その後連絡が取れなくなったことから、遺体は遠野凪子である可能性が非常に高い。最終的な結論は鑑定結果を待って決定される。

近年、遠野凪子は体調不良が続いており、摂食障害、強迫性障害、アルコール依存症などの疾患を患っていることを公言している。痩せ細った彼女の姿はファンの間で不安を招いていた。今年、摂食障害をテーマにした映画『渇き』のファンミーティングに出席した際は、「最後まで闘いたい」と語っていた。

遠野凪子は6歳で子役として芸能界入り。16歳で日本の名作ドラマ『未成年』に主演し、業界内外から大きな注目を集めた。このドラマで、家庭にトラウマを抱える安西加代子を演じた役柄は、彼女自身の経験と重なるものがあった。幼少期から母親から虐待を受け、嘲笑され、侮辱され、殴られ、蹴られ続けた。父親はアルコール中毒で、頼れる人は誰もいなかった。母親からは「なんて醜いの」「なんて気持ち悪い顔なの」とよく叱られ、遠野凪子は自分の容姿にひどく劣等感を抱き、顔を直視することさえできなかった。