トランプ大統領「イランに対する制裁を解除する適切な時期が来た」

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トランプ米大統領は7日、米国政府はイランとの交渉再開に向けて調整を進めており、適切な時期に対イラン制裁を解除したいと考えていると述べた。

同日、トランプ大統領はホワイトハウスでイスラエルのネタニヤフ首相を夕食に招いた。夕食会でトランプ大統領は記者団に対し、米国はイランとの交渉に向けて調整を進めていると述べ、イランは「大きな打撃を受けている」と述べ、イランも交渉を望んでいると述べた。

また、「適切な時期に(イランに対する)制裁を解除し、イランに再建の機会を与えたいと考えている」と述べた。

AP通信によると、イランは米国との交渉再開に同意するかどうかをまだ確認していない。

イラン大統領官邸が7日発表した記事によると、ペゼヒズィヤン大統領は米メディアのタッカー・カールソン氏とのインタビューで、核問題に関して、イランは国際査察や米イラン間の交渉に反対していないものの、交渉プロセスにおける信頼関係の再構築が必要だと述べた。

今年4月以降、米国とイランはイランの核問題に関する間接交渉を5回実施しており、仲介役が中間で意思疎通を図ってきた。6回目の交渉は当初6月15日にオマーンで開催される予定だったが、6月13日のイスラエルによるイランへの大規模空爆により中止された。イスラエルとイランの軍事衝突の中、米国はイランの核施設3カ所を空爆した。6月24日、イスラエルとイランは停戦した。