トルコ中央銀行、基準金利を45%に引き下げ
トルコ中央銀行は木曜日、先月開始した金融緩和サイクルを継続するとともに、年間インフレ率は引き続き低下すると予想し、政策金利を250ベーシスポイント引き下げて45%とした。
中央銀行は、今後数カ月間は政策緩和が継続されると示唆し、1月にはインフレ傾向が上昇すると予想され、経済学者は最低賃金の上昇が月間物価指数を押し上げると予想していると指摘した。
中央銀行はガイダンスを若干変更し、「インフレの持続的な低下を通じて物価安定が達成されるまで」引き締め姿勢を維持すると述べた。
ロイターの調査では、回答者13人全員が1週間物レポ金利が47.5%から45%に低下すると予想した。世論調査の中央値によれば、彼らは年末までにそれが30%に達すると予想している。
12月、中央銀行は18か月に及ぶ緊縮財政の後初めて金利を引き下げ、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が推進してきた長年の非伝統的な経済政策と金融緩和政策を覆した。エルドアン大統領はそれ以来、こうした動きを支持してきた。
中央銀行は、数年にわたるインフレ高騰に対抗するため、2023年半ば以降、政策金利を合計4,150ベーシスポイント引き上げ、その後8か月間50%に維持した後、政策緩和を開始した。
先月、年間インフレ率は44.38%に低下し、中央銀行はインフレ率は今後数年間で低下し続け、5%の目標に近づくとみている。昨年5月にはインフレ率が75%を超えた。
中央銀行の政策委員会は金利決定後、「インフレ期待と価格設定行動は改善傾向にあるが、依然としてデフレの進行にリスクをもたらしている」と述べた。
経済学者らは、2025年の最低賃金30%引き上げは労働者の要求より低いとしているが、今月と来月は月間インフレ率が上昇すると予想されている。