イランはOPEC第3位の石油生産国であり続ける

OPECの2025年の最初の報告書によると、イランは2024年12月時点でも同組織第3位の石油生産国であり、日平均生産量は331万4000バレルとなる見込みだ。

OPEC事務局のデータによると、同機構の12加盟国は12月に合計2674万1000バレル/日を生産し、11月より2万6000バレル/日増加した。サウジアラビアとイラクは、それぞれ日量893万8000バレルと401万9000バレルの産油量で、引き続き世界最大の石油生産国となっている。

12月、OPEC加盟国と同盟国を含むOPECプラス加盟国の原油生産量は1391万3000バレル/日となり、前月より4万バレル/日減少した。全体として、OPECとその同盟国は12月に合計4065万4000バレル/日を生産し、11月の4066万9000バレル/日からわずかに減少した。

イラン産重質原油価格は2024年12月に1バレル平均73ドルとなり、11月の72.81ドルから0.19ドル(0.3%)上昇した。 2024年通年では、イラン産重質原油の平均価格は1バレルあたり79.71ドルとなる。

一方、OPECの原油バスケット価格は2024年12月、平均で1バレルあたり73.07ドルとなり、前月比0.66ドル(1.0%)上昇した。

OPECの1月の報告書では、世界の石油需要は2025年には1日あたり145万バレル増加し、1億520万バレルになると予測されている。同組織はまた、世界の石油需要が2026年にさらに143万バレル/日増加し、総需要は1億563万バレル/日に達すると予測した。