イランとカナダは貿易発展の大きな可能性を秘めている
イラン・カナダビジネス協会の会長は、イランが北米に技術的専門知識を輸出する潜在力を持っていると指摘し、両国間の貿易関係を拡大する大きな機会を強調した。
モハマド・ヴァヒディ・ラド氏は、カナダの発展した経済、豊富な天然資源、世界市場における戦略的な立場により、カナダはイランにとって理想的な貿易相手国であると述べた。同氏は、石油、ガス、鉱業、情報技術、農業などイランの主要産業がカナダとの経済協力から恩恵を受けるだろうと指摘した。
同氏は、国際的な制裁や制限が貿易の発展に課題をもたらしていることを認めたが、新たな金融システムや間接的な交流の拡大などの革新的なアプローチがこれらの障害を克服するのに役立つ可能性があると示唆した。
ヴァヒディ・ラド氏はさらに、さまざまな経済分野におけるイラン独自の能力を強調し、カナダとの関係強化により、先端技術、持続可能な農業、石油化学産業などの分野での技術知識や専門知識の北米への移転と輸出が促進される可能性があるとの見解を示した。