シティバンク、コロンビアの経済成長予測を2.5%に引き下げ

シティバンクが7月10日に発表した最新の『経済見通し』レポートによると、同行はコロンビアの2026年のGDP成長率予測を従来の2.7%から2.5%に下方修正した。同時に、2026年のインフレ率は6.2%、政策金利は12.25%に達すると予想しており、いずれもラテンアメリカで2番目の高さとなる。

地域の成長率を見ると、コロンビアの2.5%はドミニカ共和国(4.1%)、パナマ(4.1%)、コスタリカ(3.5%)、ペルー(2.9%)、アルゼンチン(2.9%) に次ぐ水準だ。ブラジルは1.8%、メキシコは1.1%から2%に上昇すると見込まれている。

インフレについては、シティバンクはコロンビアのインフレ率が2025年の5.1%から2026年には6.2%に上昇し、その後2027年に4.2%に低下すると予測している。これは、インフレが中央銀行の目標範囲に戻るまでの期間が従来の見通しより長くなることを意味する。同銀行は、コロンビア中央銀行の政策金利が2026年末に12.25%に達すると見込んでおり、一部の報道では12.25%から12.50%のレンジになるとも指摘している。為替レートについては、年末のドル・コロンビアペソ相場を約3527と予想している。

シティバンクのラテンアメリカ首席エコノミスト、エルネスト・レビジャ氏は、この地域全体としてかなりの回復力を見せていると指摘した。「投資家は当該地域を、大きな潜在性を秘めた好ましい場所と見なしている。ただし、経済政策がより投資に適したものになることが条件だ」と同氏は述べた。シティバンクは同時に、2026年の世界経済成長予測を2.9%から2.5%に引き下げたが、米イラン緊張の緩和によりネガティブシナリオのリスクは低下したと見ている。

アナリストは、コロンビア経済が高インフレ、高金利、世界経済の減速という複数の圧力に直面しており、成長の勢いが弱まっていると指摘する。シティバンクはまた、新政権が投資信頼感を高めるための財政・規制改革を推進できれば、成長には上方余地があるとも指摘しており、同国の今後の経済政策の方向性に期待が寄せられている。