円は1ドル=159円まで下落した
5月18日、東京外国為替市場における円の対ドル為替レートは1ドル=159円台まで下落した。これは、日本政府と日本銀行が4月30日に円買い介入を実施して以来の安値水準となる。介入後の円高幅は1円程度に縮小した。
中東情勢の長期化による原油価格の高騰と、米国の利下げ期待の後退を受け、円売りドル買いの動きが優勢となっている。
ホルムズ海峡の封鎖解除の見通しは現時点では立っていない。米国産原油の指標となるウエスト・テキサス・インターミディエイト(WTI)原油の6月限先物価格は、5月18日に1バレル108ドル台まで上昇した。エネルギー輸入に大きく依存する日本の貿易赤字拡大への懸念から、円売りドル買いの圧力が強まっている。
米国では、4月の消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)がともに前年同月比で大幅に上昇し、インフレ再燃への懸念が高まり、年内の米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ期待はほぼ消滅した。
米国の金利上昇と日米金利差の拡大も、円売りドル買いをさらに加速させた。日本政府と日本銀行は4月30日、円買いによる為替介入を実施した。
介入前は160円前後で推移していたが、その後155.50円前後まで急騰した。 5月1日、4日、6日には、円相場は157円台から155円台へと何度か急騰した。その高値と比較すると、円は現在約4円下落している。
