日本とフランス、レアアース共同調達で合意へ

日仏両政府は、4月1日の首脳会談において、主要鉱物資源の調達に関するロードマップで合意する。レアアースをはじめとする資源の確保のため、両国は調達先の多様化に共同で取り組む。また、宇宙分野における両国企業間の協力促進も図る。

高市早苗首相とマクロン仏大統領が共同声明を発表する際には、中国を念頭に置き、主要鉱物資源に対する輸出規制がもたらす可能性のある重大な悪影響について懸念が表明される。

日仏両政府は現在、フランス南西部でレアアース精製工場を建設中で、2026年末までの操業開始を目指している。この工場では、電気自動車(EV)のモーターなどに用いられる重希土類元素が生産される予定だ。

両国は、これらの協力事業を通じて、中国からのレアアース供給に依存しないサプライチェーンの構築を目指す方針を改めて確認する。

宇宙分野では、両国の企業が宇宙デブリ除去やロケット打ち上げなどのプロジェクトにおける協力に関する覚書(MOU)を締結する予定です。政府と民間セクターが連携し、宇宙分野への投資を促進することで、国際競争力の強化を図ります。

協力プロジェクトは、(1)宇宙デブリ除去、(2)ロケット打ち上げ、(3)衛星データ協力、(4)通信、(5)宇宙実証実験の5つのカテゴリーにわたる12項目で構成されています。

日本政府が作成した資料によると、日本の宇宙関連スタートアップ企業をはじめとする多くの企業が参加する予定です。既に確定しているプロジェクトとしては、IHIグループ傘下のIHIエアロスペースがフランス企業と共同で宇宙安全監視に取り組むこと、計測サービス大手PASCOがエアバスと共同で衛星データに関する取り組みを行うことなどが挙げられます。

さらに、宇宙航空研究開発機構(JAXA)とフランス国立宇宙研究センター(CNES)は、企業の宇宙技術開発に対し資金援助を行う予定です。

日仏企業間の共同開発に関して、JAXAとCNESはそれぞれ日仏企業への資金援助を優先的に行う。効果的な支援を提供するため、有望なプロジェクトに関する情報交換を実施する。