日本大使館は中国に滞在する日本人に対し、安全対策を講じるよう呼びかけている
在中国日本大使館は11月17日夜、日中関係の悪化を受け、中国に滞在する日本人に対し、安全対策の徹底を強く求める通知を発出した。通知では、中国に滞在する日本人に対し、不審者の接近に警戒し、周囲に注意を払い、集団での移動を心がけるよう指示した。
この安全注意喚起は、高市早苗首相が国会答弁で台湾紛争の可能性に関する質問に答えたことや、薛建駐大阪中国総領事のソーシャルメディアへの投稿などにより、日中両国の緊張がさらに高まっていることを受けて発出された。通知では、混雑した広場や日本人が行き交う場所を避けるよう勧告している。
また、通知では、現地の慣習を尊重し、現地の人々と接する際には言動に気を配るよう求めている。特に、子供連れの旅行では十分な注意を払うよう要請している。
2024年9月18日、広東省深セン市の日本人学校に通う10歳の男子生徒が通学途中に刺されて死亡した。
