ファーウェイの特許収入、2024年に6億3000万ドルに到達
ファーウェイは11月11日、北京で「イノベーションと知的財産フォーラム」を開催しました。ファーウェイは、中国におけるトップの知的財産権保有者として、2024年の特許ライセンス収入が6億3000万ドルに達し、前年比約10%増となる見込みであると述べました。ファーウェイは、人工知能(AI)などの技術の研究開発を加速させていきます。
ファーウェイの最高法務責任者(CLO)は、「オープンイノベーションは、社会の発展と技術の進歩を推進する重要な原動力であり、ファーウェイのDNAでもあります。ファーウェイは常に『オープンネス』というコンセプトを実践し、オープンネスを通じてイノベーションを推進してきました。同時に、ファーウェイは自社の知的財産権の保護を重視し、特許、商標、著作権、営業秘密など、他者の知的財産権を尊重しています」と述べました。 2024年、ファーウェイは特許協力条約(PCT)に基づき6,600件の特許出願を行いました。PCTでは、加盟国1カ国で出願された出願は複数の国に適用されるものと規定されており、前年比で微増となりました。
2014年以降、ファーウェイは2016年を除き、年間特許出願件数で世界第1位を維持しています。保有する国際特許は合計約15万件です。
ファーウェイは今回のフォーラムで、自社開発のAI半導体を用いた高性能AIサーバークラスターや、自社開発スマートフォン向けOS「Harmony」など、最新の社内発明も発表しました。
2024年、ファーウェイは研究開発費として約1,800億人民元を投資しました。これは前年比9%増で、売上高の約21%に相当します。以前は約10%に過ぎなかったこの割合は、近年20%を超えています。中国と米国の間でハイテクをめぐる激しい競争を背景に、ファーウェイは継続的に技術研究開発を進めています。
