日本の7月の輸入車EV販売台数は前年同月比42%増加した

日本自動車輸入組合(JAIA)は8月6日、7月の輸入車販売台数(日本メーカーを除く)が前年同月比16%増の1万8985台になったと発表した。このうち、純電気自動車(EV)は42%増の2397台となり、9カ月連続で増加した。EVは輸入車販売全体の13%を占める。世界販売が急減しているテスラは、日本での純電気自動車の販売を牽引している。

テスラは国内販売台数を公表していないが、JAIAの統計によると、テスラの販売台数の大部分を占める「その他」カテゴリーの累計販売台数は1021台で、前年同期比3.2倍となった。2025年1月以降の「その他」カテゴリーの累計販売台数は5610台となっている。テスラは5月から主力モデル「モデル3」を最大55万円(約2万7000人民元)値下げした。

BYDの中国での販売台数は10%増の227台となった。4月に発売したSUV「ハイエース7」の販売が好調だ。韓国の現代自動車は130台を販売し、2.9倍に増加した。

輸入車全体の販売台数は7カ月連続で増加している。ブランド別では、ドイツのメルセデス・ベンツが7%増の4349台で首位となった。2位はBMWで2429台(9%減)、3位はフォルクスワーゲンで2129台(72%増)だった。

ポルシェ、BYD、ランボルギーニなど6ブランドが7月に過去最高の販売台数を記録した。価格帯別では、1,000万円(約49万元)以上の乗用車が前年比25%増の3,551台、400万円(約20万元)以上1,000万円未満の乗用車が前年比12%増の1万1,648台、400万円未満の乗用車が前年比19%増の3,100台と、いずれもプレミアムカーブランドが堅調に推移した。