トランプ大統領、イラン攻撃計画を承認

トランプ米大統領は6月18日、イラン問題に関して一連の発言を行った。「イランは交渉を望んでいる」と述べつつも、イランの「悪意」を非難し、「無防備」だと非難した。また、「まだ遅くはない」「様子を見よう」と述べ、来週には大きな進展があると示唆し、「来週が正念場となるだろう」と述べた。

イランの指導者に関する質問に対し、トランプ氏は「幸運を祈る」と述べた。イスラエルのネタニヤフ首相については、「引き続き関連行動を進めていく」よう促した。

CCTVニュースによると、記者が現地時間18日、事情に詳しい3人の関係者から得た情報によると、トランプ米大統領は17日夜、側近に対し、イラン攻撃計画を承認したが、イランが核開発計画を放棄するかどうかを監視する最終命令は発出しないと伝えたという。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが関係筋を引用して報じたところによると、トランプ大統領は脅迫によってイランに要求を受け入れさせようとしているという。

関係筋はまた、厳重に警備されたイランのフォルドゥ核施設が米国の標的となる可能性もあると明らかにした。この核施設は山奥に隠されており、軍事専門家は一般的に、最も強力な巨大地中貫通爆弾でなければ破壊できないと考えている。

トランプ大統領:米国は停戦を求めていないが、「イランに核兵器がない」ことを要求
現地時間6月18日、トランプ米大統領は、現在のイラン・イスラエル紛争において停戦を求めていないと述べた。米国は「完全な勝利」、つまり「イランに核兵器がない」ことを求めている。さらに、トランプ大統領は「合意に至る可能性はまだある」とも述べた。

同日、トランプ大統領はイラン問題について一連の発言を行っていた。トランプ大統領は、イランに対して軍事行動を取るかどうかはまだ決定していないと述べた。また、イラン側は交渉を希望しており、ホワイトハウスで協議する用意があると表明したと述べた。

米国とイランは4月以降、イランの核問題と米国の対イラン制裁解除をめぐる交渉のため、5回の間接協議を行ってきた。6回目の協議は当初6月15日にオマーンで開催される予定だったが、イスラエルによるイランへの奇襲攻撃により中止となった。13日早朝以降、イスラエルはイランへの大規模な空爆を継続し、多数の死傷者を出している。これに対し、イランは報復として、イスラエルに対しミサイルとドローンによる複数回の攻撃を実施した。イランのペゼルヒズィヤン大統領は14日、イスラエルがイランへの攻撃を続ける限り、米国との交渉を再開することはないと述べた。

米爆撃機がスペイン南部の軍事基地に配備

現地時間6月18日、スペインのロブレス国防相は下院の会合で、イラン・イスラエル紛争への対応として増強された軍事力の一環として、スペイン・アンダルシア州の2つの軍事基地に米爆撃機が配備されたことを確認した。

ロブレス国防相は、米国が派遣した爆撃機がスペイン・アンダルシア州セビリア県のモロン軍事基地とカディス県のロタ軍事基地に到着したことを確認した。また、米国はこれらの軍事基地を二国間協定および協力条約に従って使用すると述べた。ロブレス国防相はまた、イランとイスラエルが可能な限り早期に和平合意に達することを期待すると述べた。