エアバス、中国企業と大型注文を協議
ブルームバーグが4日報じたところによると、関係筋によると、中国は早ければ7月にもエアバス機数百機の発注を検討しているという。また、欧州各国首脳が中国と欧州連合(EU)の国交樹立50周年を祝うため北京を訪問することも明らかにした。
報道によると、関係筋によると、エアバスは現在、中国の航空会社と発注規模について交渉中で、ナローボディ機とワイドボディ機を含めて約300機の発注となる可能性があるという。
関係筋の1人は、発注機数は200機から500機になる可能性があると述べた。同時に、交渉は不確定要素が多く、決裂したり、合意までにさらに時間がかかる可能性もあると指摘した。
前述の関係筋は、ワイドボディ機がエアバスの新規発注の重要な部分を占め、A330neo型機も受注する可能性があると明らかにした。ブルームバーグによると、中国の国有航空会社および民間航空会社のワイドボディ機の受注残が減少しているという。
中国の航空会社は2022年にエアバスに単通路機を約300機発注し、受注額は約370億米ドルだった。
このニュースを受け、エアバスの株価は同日4.1%上昇した。エアバスのワイドボディ機向けエンジンを生産するロールスロイスの株価はロンドン市場で0.7%上昇した。業界筋は4日、ロイター通信に対し、今回の交渉は昨年5月の習近平国家主席のフランス訪問前にエアバスが中国と大型受注について協議していたことの延長線上にあると語った。
ブルームバーグによると、エアバスの中国での販売シェアは、天津に人気のA320シリーズの最終組立ラインが建設されたおかげで着実に増加している。交渉中の大型契約は、世界最大の航空市場である中国におけるこの欧州航空機メーカーの優位性を強化するだろう。
同時にブルームバーグは、米国のライバル企業であるボーイングにとって、米中貿易摩擦の渦中にあることで、中国での事業展開が困難になっていると指摘した。貿易摩擦と自社の問題により、ボーイングは少なくとも2017年以降、中国から大型受注を獲得していない。
今年4月、海外メディアはボーイングが中国に納入予定だった航空機を空輸で返送したと報じた。これに対し、中国商務省報道官は4月29日、「米国による関税賦課は、世界の産業チェーンとサプライチェーンの安定に深刻な影響を与え、国際航空輸送市場を混乱させ、多くの企業が正常な貿易・投資活動を行えないようにしている」と述べた。中国の関連航空会社と米国におけるボーイングは大きな打撃を受けている。
