トランプ大統領、EU製品すべてに25%の関税を課すと警告

トランプ前米大統領は2月26日、自動車を含む欧州連合(EU)からの全ての輸入品に関税を課すことを検討していると述べた。トランプ大統領は、この政策は「近日発表される」とし、「一般的に言えば、税率は25%になるだろう」と付け加えた。

トランプ大統領は、米国は欧州連合(EU)から自動車などの製品を輸入しているが、EUは米国製の自動車や農産物を「受け入れていない」と述べた。

トランプ大統領は、自らの「相互関税」政策(つまり、米国の関税を貿易相手国と同じ水準に引き上げる)とEUに対する関税との具体的な関連性については明らかにしなかった。

ロイター通信によると、欧州委員会の報道官はトランプ大統領の発言に対し、「(関税が課せられた場合)我々は即時断固たる対抗措置を取る」と述べた。

米国の欧州連合に対する不満は長い歴史がある。トランプ大統領は自動車関税の格差(米国は輸入車に2.5%を課しているが、欧州連合は米国車に10%を課している)を批判しただけでなく、米国のテクノロジー企業に対するEUの「デジタルサービス税」の不公平さも訴えた。