中国・ベトナム二国間貿易額、2024年に過去最高を記録

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最近、ベトナム税関の統計によると、ベトナムの対中物品輸出入は2024年に2052億米ドルに達し、両国間の二国間貿易の過去最高を記録し、2023年より333億米ドル増加した。中国は貿易額が2,000億米ドルを超え、ベトナムの第一貿易相手国となった。同時に、中国は20年以上にわたりベトナムの最大の貿易相手国であり続けている。

統計によると、2024年のベトナムの対中輸出は約612億米ドルとなり、2023年より約1億米ドル減少する見込みだ。中国からの輸入は1,440億ドルで、2023年より333.5億ドル増加し、成長率は30.1%となった。中国との貿易赤字は828億米ドル(2023年には493億米ドル)である。中国は引き続きベトナムの最大の生産手段供給国であり、最大の貿易相手国であり、ベトナムの総輸出入の26%を占めている。

ベトナムが中国から輸入する品物のほとんどは、国内生産と輸出用の機械、設備、工具、部品、原材料などの必需品であり、中国に輸出される品物は主に鉱物資源と農産物である。

中国とベトナム間の物品の輸出入額は2023年に1,719億米ドルに達する見込みだ。そのうち、ベトナムの対中輸出額は612億米ドルで前年比5.6%増となり、ベトナムの輸出総額の17.3%を占めた。一方、中国からの輸入額は約1,106億米ドルで前年比6.6%減となり、ベトナムの輸入総額の33.9%を占めた。

近年、世界貿易情勢が低迷しているにもかかわらず、ベトナムの対中輸出入は力強い成長を続けている。ベトナム商工省は、中国・ASEAN自由貿易協定(ACFTA)や東アジア地域包括的経済連携(RCEP)などの二国間協力協定や多国間貿易協定に基づき、両国間の貿易には依然として大きな成長の余地があると述べた。