メキシコ大統領:必要ならGOOGLEを訴える
メキシコのシャインバウム大統領は13日、メキシコ湾を「アメリカ湾」と一方的に改名する行為は「不当な行為」だとして、メキシコ政府は必要であればグーグルを民事訴訟にかけると発表した。
シャインバウム氏は、首都メキシコシティの国立宮殿で行われた記者会見で、グーグルの社名変更は「メキシコの主権に対する重大な侵害」だと述べた。彼女は、トランプ米大統領が署名した大統領令は「アメリカ湾」という名称の使用を米国大陸棚の海域に限定しているだけであり、グーグルは恣意的にその範囲をメキシコ大陸棚を含むメキシコ湾全体に拡大したと指摘した。この行為は国際法と米国・メキシコ間の二国間条約を露骨に無視している。
シンバウム氏は、メキシコ政府は以前、グーグルのサンダー・ピチャイCEOに公式書簡を送り、誤った名称を直ちに訂正するよう要求したと述べた。もしGOOGLEが「間違った命名」を主張し続ければ、メキシコは訴訟を起こすか、訴訟を起こすことも検討するだろう。
トランプ大統領は1月20日、メキシコ湾を「アメリカ湾」に改名する大統領令に署名し、その後、2月9日を「アメリカ湾の日」と定める布告に署名した。米国による上記の動きはメキシコ政府から強く反対された。メキシコ政府は、Google マップ上で誤って「米国湾」と表示されている地域を「メキシコ湾」に変更するよう求める書簡を Google のトップに公に送った。