ASEANは超大国間の競争の中で独自の道を切り開き続ける

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マレーシアのモハマド・ハサン外相は日曜日、地域における超大国間の競争が激化する中、ASEANは今後も独自の道を切り開いていくと改めて表明した。

同氏は、東南アジアは、その高度な地政学的地位、文化的多様性、経済的影響力により、大きな潜在力を秘めていると述べた。

「よく聞かれる質問は、次期米国大統領が今後この地域の動向にどのような影響を与えるかということです。私たちの地域は超大国間の競争が集中する場所になっています」とモハマド氏は語った。

一方、モハメド氏は、ASEAN対話パートナー諸国の新指導者らがASEANの役割の拡大を認識し、外交的かつオープンな姿勢でASEANと関わることを期待すると述べた。

モハマド氏は、ASEANの中心性に対する課題が生じる可能性があり、慎重な予測と計画が必要であると指摘し、十分な準備の必要性を強調した。

「世界秩序が変化するにつれ、多くの多国間協定が生まれ、今後も生まれ続ける可能性があり、それが地域の安全保障環境を悪化させる可能性がある。我々は、ASEANが解決策を模索するための中核的なプラットフォームであり続けることを確実にしなければならない」と彼は述べた。

モハマド氏は、この経済圏の国内総生産(GDP)は合計3.8兆米ドル(17.12兆リンギット)で、人口は6億7700万人だと述べた。

「集団として、ASEANとして、我々の力は非常に大きい。そしてASEANの強みは、共同意思決定が統治の違いを超える、根本的に異なる関与モデルを代表していることだ。」

同氏はさらに、「この国の影響力は軍事力や経済力だけでなく、対話を促進し、協力を奨励し、世界の平和と繁栄に必要な信頼を築く能力によっても測られるだろう」と付け加えた。