世界銀行はメキシコの2025年のGDP成長率が2.6%になると予測
ラテンアメリカは2025年に緩やかな経済成長を遂げると予想されているが、世界銀行と国連はメキシコの成長が近隣諸国の成長に遅れると予測している。
世界銀行はラテンアメリカ・カリブ海地域の成長率を2.6%と予測しており(世界のどの地域の中で最も低いとしている)、国連経済社会委員会は同地域の成長率を2.4%と予測している。
しかし、世界銀行は2025年のメキシコの経済成長率を1.5%と予測しているのに対し、ラテンアメリカ・カリブ海経済委員会(セパル)はメキシコの経済成長率は1.2%にとどまるとみている。どちらの場合も、メキシコの予測成長率は域内の国の中で3番目に低く、これを上回るのはハイチとキューバだけだ。
これとは別に、メキシコ中央銀行(Banxico)が先月発表した調査では、地元アナリストがセパルの予測とより一致しており、同国の2025年の成長予測を1.20%から1.12%に引き下げたことが示された。
世界銀行は10月の報告書でメキシコの経済成長予測を2024年から2026年まで引き下げ、より悲観的な見通しの理由の1つとして投資家の不確実性を挙げた。