ベトナムがBRICSへの参加を躊躇していることは、米国との「微妙な関係」を浮き彫りにしている

in

アナリストらは、ベトナムが最新のBRICSパートナーリストに載らなかったのは、米国との経済関係の強化と、米国主導の世界的影響力への対抗勢力とみなされることが多いBRICS加盟の可能性を慎重に検討していることを示していると述べた。

ロシア外務省は金曜日に発表した書面声明で、昨年10月にロシアのカザンで開催されたBRICS首脳会議での合意に基づき、1月1日に9カ国が正式にBRICSに加盟し、協力パートナー国となると述べた。

声明で発表されたパートナー国として確定しているのは、インドネシア、マレーシア、タイなどである。

カザン・サミットでは13カ国がBRICSのパートナーとなるよう招待され、正式加盟に向けての道を歩んでいる。 9カ国が招待を受け入れたが、アルジェリア、ナイジェリア、トルコ、ベトナムは2024年末までに正式に返答しなかった。

ロシア政府は「他の4カ国も近い将来に対応すると期待している」と述べた。

ハワイにあるアジア太平洋安全保障研究センターのアレクサンダー・ブビング教授は、ベトナムの躊躇はハノイと米国の「微妙な関係」に起因していると述べた。

ヴービング氏は、ワシントンの「友好的アウトソーシング」政策はベトナムに、グローバルサプライチェーンにおけるハイテクおよび半導体産業の拠点となる機会を与えており、東南アジア諸国はこれを積極的に活用したいと考えていると付け加えた。