東レはインドに初の衣料品縫製拠点を建設する

東レは9月17日、インドに新たなアパレル縫製工場を設立すると発表した。スリランカのアパレルメーカーとの合弁会社で、2026年後半に生産を開始する予定だ。成長が見込まれるインドにおいて、東レにとって初のアパレル生産拠点となる。主要顧客へのサプライチェーン構築を目指す。

東レは既にインドに自動車エアバッグや不織布などの繊維生産拠点を有しているが、アパレル生産拠点の開設は今回が初めて。生産品目は未定だが、戦略的パートナーシップを結んでいるファーストリテイリングのユニクロブランドのアパレル縫製に特化した工場となる。

​​合弁会社の出資比率は東レが60%、スリランカのMASホールディングスが40%となる。新工場はインド東部のオリッサ州に建設される。投資額や生産能力は非公開。東レはこれまでベトナムと中国で縫製事業を展開してきたが、長年にわたる顧客関係を踏まえ、インド国内での供給に注力していく。