プーチン大統領:「NATOの東方拡大はしない」という約束は騙された
6月27日、ロシアのプーチン大統領はベラルーシで開催されたユーラシア経済委員会最高評議会の会合に出席した後、報道陣に対し、「NATOは東方に拡大しない」という約束に騙されたと述べた。
6月27日、プーチン大統領はベラルーシで開催されたユーラシア経済委員会最高評議会の会合に出席した後、記者団の質問に答えた。
NATOの軍事費比率増加問題について、プーチン大統領は「ロシアの攻撃性」を理由にNATOは軍事力を拡大し、戦争準備を進めているが、そのような攻撃性は存在せず、実際にはNATO自身が攻撃的であると強調した。また、プーチン大統領は、西側諸国との「一方的な譲歩ゲーム」は終わったと発表した。
プーチン大統領:ロシアとウクライナ、第3回交渉を開催
ロシアのプーチン大統領は、現地時間27日、ベラルーシのミンスクで、トルコのイスタンブールでウクライナと合意に至った後、ロシアとウクライナは第3回交渉を開催すると述べた。ロシアはこれに応じる用意がある。
プーチン大統領は同日、ミンスクで開催されたユーラシア経済委員会最高評議会の会合に出席した。会合後の記者会見で、プーチン大統領は、ロシアとウクライナの交渉団長が緊密に連絡を取り合い、電話会談を行っていること、そして次回の交渉では両国の紛争解決計画に関する覚書案の議論が議題となることを明らかにした。
プーチン大統領は、ロシアとウクライナ間の捕虜交換は極めて重要な意義を持ち、双方が問題の本質について実質的な議論を行うための条件が整ったと述べた。同氏は、ロシアがウクライナに兵士6,000人の遺骨を引き渡し、さらにウクライナ兵士3,000人の引き渡しを準備していると述べた。
ウクライナ国防相、ウクライナは首脳会談を推進する計画
同日、ウメロフ国防相はメディアのインタビューで、人道問題に関する協議を終えた後、ウクライナはウクライナとロシアの首脳会談を推進し、実質的な対話の開始を期待していると述べた。
ウクライナ国防省情報局のアンドレイ・ユソフ報道官は27日、多くの困難にもかかわらず、イスタンブール合意に基づく捕虜交換交渉は着実に進展していると述べた。
今月2日、ロシアとウクライナの代表団はイスタンブールで第2回直接交渉を行った。双方は、「全員のために全員」の原則に基づき、重傷および重病を負ったすべての捕虜を交換すること、ならびに25歳未満の捕虜および戦死者の遺骨を大規模に交換することに合意した。今回の交渉で合意された捕虜交換協定によると、ロシアとウクライナはそれぞれ少なくとも1,000人の捕虜を交換することに合意し、ロシアはウクライナ軍兵士の遺骨6,000体をウクライナに引き渡すこととなった。