本当に大きな地震が来たら、私たちはどうすればいいのでしょうか?
昨日、「地震予言者・龍樹良、発言に変化」という記事を書きました。7月5日午前4時18分に太平洋と日本列島で大地震と津波が起こるかどうかについてですが、龍樹良老婦人が語ったのは単なる夢で、新著『天使の最後の言葉』の中で、出版社の編集者が「急いで」書き加えたとほのめかしています。
この大地震と津波はストップウォッチで計った時間通りに来るのでしょうか?神のみぞ知る!「世界の終わり」が何度も予言されているように、地球は今も回り続けています。多くのことを心配しすぎると、このままでは生きていけません。
しかし、「予防は治療に勝る」というのは揺るぎない真理です。日本は地震の多い国です。私はこの島国に30年間住み、大小さまざまな地震を数え切れないほど経験してきました。今日は、地震発生時に命と身体を守るための実践的な経験談についてお話しましょう。
1. 地震発生時にまず何をすべきか?
地震発生の瞬間、人は油断しがちです。地面が揺れ、家具が揺れ、ガラスがガタガタと音を立て、パニックになって注意を怠ると怪我をする可能性があります。そのため、まずは自分の身を守ることが最優先です。日本の防災マニュアルでは、「かがむ、覆う、つかまる」、つまり「しゃがむ、隠れる、つかまる」という行動を繰り返し強調しています。
屋内にいる場合:素早く頑丈なテーブルの下に潜り込み、両手で頭を保護してください。テーブルが十分に頑丈でない場合は、クッションや枕などを使って、落下するシャンデリアや割れたガラスで頭を打たないようにしてください。慌てて外に飛び出さないでください。倒れた家具につまずいたり、押しつぶされたりする恐れがあります。
屋外にいる場合:高層ビル、看板、電柱、自動販売機などは倒壊したり落下したりして怪我をする可能性があるため、近づかないでください。ショッピングモールや駅など、混雑した場所にいる場合は、出口にむやみに駆け込まないでください。係員の指示に従うのが賢明です。
運転中:急ブレーキは避け、ゆっくりと減速し、ハザードランプを点灯し、路肩に車を停車させてください。エンジンを切った後は、キーを離さず、ドアをロックしないでください。救助や交通の妨げにならないためです。高速道路を走行している場合は、トンネルや橋から離れた安全な場所に停車するようにしてください。
特に注意すべき点は、高層ビルにお住まいの方は特に注意が必要です。地震は「長周期地震」を引き起こす可能性があります。長周期地震はゆっくりと激しく揺れ、長時間続くため、家具の滑りや物の落下のリスクが高くなります。冷静に観察し、適切な避難場所を見つけることが、最大限の安全対策となります。
2. 地震後の自力救助のための3つのステップ
大地震の揺れが収まったからといって、危険が去ったわけではありません。地震発生後数分は「黄金の自力救助時間」だとよく言われます。すぐに以下の3つのことを行うべきです。
1. 火元を確認する:地震はガス漏れや漏電を引き起こす可能性があり、わずかな火花でも火災につながる可能性があります。多くの日本の家庭には地震を感知する自動ガス遮断装置が設置されていますが、それでもガスコンロや給湯器などの電源が切れているかどうかを確認する必要があります。ガスの臭いがしたら、すぐにドアや窓を開けて換気し、火をつけたり電化製品を使用したりしないでください。
2. 避難経路が塞がれていないことを確認する:地震によってドア枠が変形したり、家具が避難経路を塞いだりすることがあります。地震発生後、できるだけ早くドアや窓を開けて、閉じ込められないようにしてください。高層ビルにお住まいの場合は、エレベーターを軽々しく使用しないでください。階段の方がより安全な避難経路です。
3. 余震に注意する:大地震の後には、余震が続くことがあります。危険な建物、特にひび割れのある家には、慌てて戻らないでください。ガラスの破片で刺されないように靴を履き、携帯電話と非常持ち出し袋を持参し、いつでも避難できる準備をしておきましょう。
3. 様々な状況への対処法
地震が発生した場所によって対応方法が異なります。ここでは、一般的な状況での対処法をいくつかご紹介します。
1. 公共交通機関で:電車やバスに乗っている場合、地震により急ブレーキがかかることがあります。転倒の危険を減らすため、すぐに手すりや座席につかまり、姿勢を低くしてください。運転手または乗務員の指示に従い、許可なくバスから降りないでください。
2. 沿岸部で:津波警報を受け取ったら、決してためらわないでください!気象庁は通常、地震発生後3分以内に津波警報を発表します。警報に「大」または「高い」と記載されている場合は、状況が非常に危険であることを意味します。すぐに高い場所や海岸から離れた場所に逃げてください。物を取りに戻ろうと考えないでください。津波の速度は飛行機に匹敵します。少しでもためらうと、流されてしまう可能性があります。
3. 映画館やスタジアムなどの混雑した場所では、出口に駆け込まないでください。群衆が押し寄せる恐れがあります。頭を守るためにしゃがみ込み、係員の誘導を待ち、整然と避難してください。
4. 家族と連絡が取れなくなったらどうすればいいですか?
大地震の後、通信制限により電話回線が麻痺することがよくあります。2011年の東日本大震災では、多くの人が電話が通じず不安を感じました。日本の経験から、電話に頼るのではなく、他のツールをうまく活用する方が良いことがわかります。
1. まずはSNSとメールを活用する:WeChat、LINE、メールなどのデータ通信は、音声通話よりも繋がりやすいです。「大丈夫、XXにいるよ」という一言で、家族を安心させることができます。
2. 災害時のうわさ情報サービス:日本の通信会社は「災害時のうわさ情報掲示板」や「171うわさダイヤル」サービスを提供しています。171にダイヤルして音声メッセージを録音したり、NTT、au、ソフトバンクなどのうわさ情報掲示板のウェブサイトにテキストメッセージを登録したりできます。家族があなたの電話番号を入力して、あなたの安否を確認できます。
3. 携帯電話の電力を節約する:地震発生後、停電が発生する可能性があり、充電が容易ではありません。携帯電話の画面を暗くし、不要なアプリをオフにし、モバイルバッテリーを持参して、使用時間を延ばしましょう。
4. ペンと紙でメッセージを残す:家を出る際は、玄関先や目立つ場所にメモを貼り、居場所と連絡先を書き留めておきましょう。この方法はシンプルですが実用的で、2011年の地震では多くの人が救われました。また、日本語がわからない中国人同胞は、中国語で必要な情報をメモして日本人に渡すことで、いつでも中国語がわかる人を見つけることができるでしょう。
5. 避難と移動:以下の原則を心に留めておきましょう
家屋の倒壊や避難指示など、緊急事態が発生した場合は、直ちに指定された避難所へ避難してください。日本の避難所情報は、通常、地震発生後に政府のウェブサイトや放送で発表されます。以下の点に注意してください。
1. 徒歩を優先:地震により道路が損壊したり、渋滞したりすることがあります。車の運転は避けましょう。丈夫な靴を履き、水や非常用品を持参し、避難所まで歩いてください。
2. 風評に注意:地震発生後には、「ある場所で大きな地震が起こる」「ある橋が崩落する」といった風評が広まります。NHKや気象庁などの公式発表のみを信じましょう。
3. 職場や学校に閉じ込められた場合、急いで帰宅すると「帰宅困難者」になる可能性があります。日本の多くの都市には、すぐに帰宅できない人々を一時的に休ませるための体育館や公民館などの一時滞在施設があります。2011年の東日本大震災では、横浜市西区の市民会館が帰宅困難者数百人を受け入れました。
6. 災害に備えて事前に準備する
「備えあれば憂いなし」という日本のことわざがあります。地震は予測できませんが、十分な備えがあれば命を救うことができます。ここでは、日常的な防災のヒントをいくつかご紹介します。
1. 家族間の連絡:地震発生後の集合場所や連絡先、例えばどの掲示板やSNSを使うかなどを家族で話し合っておきましょう。これらの情報をメモに書き、家の目立つ場所に貼っておきましょう。
2. 非常用品:非常持ち出し袋に、少なくとも3日分の飲料水(1人1日3リットル)、乾燥食品、救急箱、懐中電灯、モバイルバッテリー、マスク、ティッシュなどを用意しましょう。常備薬や粉ミルクも忘れずに用意しておきましょう。
3. 家の安全:家具が固定されているか確認してください。本棚やテレビ台は、L字型のバックルで壁に固定するのが最善です。夜間の地震でガラスに刺されるのを防ぐため、スリッパと懐中電灯をベッドサイドに置いておきましょう。
4. 周囲の状況を把握する:自宅周辺、特に沿岸部では、避難所や高台の位置を確認し、月島地区の避難経路を把握しておきましょう。NHKまたは気象庁のアプリをダウンロードすれば、いつでも地震速報や月島地区の警報を受信できます。
日本の地震文化は、災害で磨かれたサバイバルの知恵です。1995年の阪神淡路大震災や2011年の東日本大震災など、日本人が血と涙を流して得た経験は、冷静さ、準備、そして団結こそが地震に対処するための3つの魔法の武器であることを教えてくれます。地震は恐ろしいものですが、事前に備え、いざという時に冷静さを保つことができれば、自分自身と家族を最大限に守ることができます。
もし本当に地震が来たら、この記事が皆さんの心の平静と安全を守る一助になれば幸いです。