フィリピンの米輸​​入、2024年に過去最高を記録

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フィリピンは国内の在庫不足を補い、米の小売価格を抑えるために外国からの供給に頼っており、2024年の米輸入量は過去最高の約470万トンに達する見込みだ。

英国植物産業局(BPI)によると、これは2023年に記録された361万トンより約30%多い。

ベトナムは依然として同国最大の米供給国であり、総輸入量の4分の3、約356万トンを占めている。これに続いてタイが598,157トン、パキスタンが283,517トンとなった。

フィリピンはミャンマー、インド、中国、日本、カンボジア、イタリア、スペインなど他の国からも米を輸入している。

政府当局はこれまで、米の輸入増加の原因は、昨年前半に農家が直面した異常気象により国内供給を増やす必要が生じたためだと説明していた。

フェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領が大統領令第62号を通じて米の関税を35%から15%に引き下げたことで、民間企業が海外からより多くの米を購入することが奨励され、輸入の増加にもつながった。この経済対策は、2023年に国内でインフレが加速する原因の一つと考えられている小売米価格のさらなる高騰を緩和し、防止することを目的としている。

昨年12月1日現在、国内の米備蓄量は前年比3分の1以上増加し、2年ぶりの高水準となる250万トンを超えた。