フランス中央銀行総裁、2024年に同国はユーロ圏最大の財政赤字になると警告

フランス中央銀行総裁は水曜日、国家財政を再びコントロールするための第一歩として、今年は公共部門の予算赤字をできる限り経済生産の5%に近づける必要があると述べた。

フランスの新財務大臣エリック・ロンバール氏は、議会を迂回して前例のない緊縮財政策を強行しようとした特別権限を行使したとして先月野党議員らが前政権を倒したことを受けて、現在2025年度予算案の見直し作業を行っている。

ロンバード氏は月曜日、財政赤字を経済生産の5~5.5%に抑えることを目指すと述べた。これは前任者が設定した5%の目標を若干上回る水準だ。

フランス銀行のフランソワ・ビルロワドガロー総裁は、フランスの財政状況が「いくつかの重要な基準」を超えており、今年はユーロ圏で最大の財政赤字に陥っていると警告した。

「2025年は信頼性への第一歩となるはずだ。今年の財政赤字はGDPの5%にできるだけ近く、5.5%を大幅に下回らなければならない」とビレロイ氏はロンバード氏や他の経済学者も出席した中央銀行の新年の演説で述べた。スピーチ。

同氏はさらに、2029年までに財政赤字をEUの3%上限まで引き下げるための第一歩として、対象を絞った増税とそれに続く支出抑制の取り組みが必要だと付け加えた。