OECD:ユーロ圏のGDP成長率は2025年に1.3%に達すると予想
経済協力開発機構(OECD)の最新予測によると、ユーロ圏のGDPはインフレの緩和と消費と投資の回復により、2024年に0.8%成長すると予想されている。
成長率は2025年に1.3%、2026年に1.5%に上昇すると予想されているが、欧州中央銀行(ECB)はより慎重で、それぞれ1.1%と1.4%の成長を予測している。
インフレは、主にエネルギー価格の急落により、過去1年間にわたり緩和を続けている。インフレ率は9月に1.7%まで低下したが、10月以降は2%以上に回復した。
年間インフレ率は2024年に2.4%と前年比で半分以上低下し、その後徐々に減速して2025年には2.1%になると予想されている。賃金上昇が鈍化し、サービスインフレが軟化する中、食品とエネルギーを除いたコアインフレ率は2025年末までにECBの目標である2%に近づくと予想されている。