EUはこれらの米国製品に関税を課す予定である

EUは1000億ユーロ相当の米国製品に関税を課す計画

EU当局者は7日、米国との関税交渉が決裂した場合、米国がこれまで実施した関税措置への報復として、EUは1000億ユーロ近い米国製品に関税を課す計画だと述べた。

AFP通信は同日、EU外交官らの話として、欧州委員会は米国の関税措置に報復し、米国製品に関税を課す計画だと伝えた。

EUは現在、鉄鋼、アルミニウム、自動車に対して25%の米国輸入関税を課されており、ほぼ全ての他の製品に対しては10%の「基本関税」が課されている。米国は先に、欧州連合(EU)に対し、いわゆる「相互関税」を20%課すと発表し、その後90日間の猶予期間を認めた。

欧州委員会の貿易・経済安全保障担当委員、マロシュ・シェフチョビッチ氏は6日、交渉が決裂した場合に備えてEUは一時停止期間中にさらなる再調整措置を準備し、公正な競争環境を確保すると述べた。同氏はまた、EUは交渉を継続するほか、「ルールに基づく多国間貿易体制を維持し強化するための訴訟の準備」を進めており、世界の他の貿易相手国との自由貿易交渉を加速させていると述べた。