日本経済は2025年に1.3%成長する見込み:AMRO

ASEAN+3マクロ経済調査事務所(AMRO)によると、日本経済は2025年に着実な賃金上昇、堅調な企業投資、堅調な財輸出と観光業に支えられ、1.3%成長する見込みである。

パンデミック後の回復後、日本の経済成長は2024年に0.1%に減速したが、賃金主導の強い消費が回復を支えている。第1四半期の縮小にもかかわらず、労働市場の逼迫と企業収益に牽引され、成長は回復した。インフレは緩和したものの、目標を上回り、12月のCPIは3.0%だった。日銀はイールドカーブコントロールとマイナス金利を終了し、短期金利にシフトした。

貿易赤字の縮小と半導体輸出の好調に支えられ、経常収支黒字はGDPの4.8%に上昇したが、自動車輸出は工場閉鎖の影響を受けた。信用の伸びは3.3%を超え、銀行は安定して利益を上げている。

財政赤字は減税と支出増加の影響で2024年度にGDPの3.6%に拡大すると予測されている一方、公的債務はGDPの240.6%と高止まりしている。

日本のマクロ金融見通しは、世界的な不確実性により下振れリスクに直面している。主な懸念事項としては、地政学的緊張による商品価格の上昇や主要経済の減速などがある。国内では、賃金の伸びが鈍化することで日銀の2%のインフレ目標達成が妨げられる可能性がある一方、インフレが過剰になると積極的な金融引き締めを余儀なくされ、債務利息の支払い増加により家計、企業、財政の持続可能性が圧迫される可能性がある。