ロシアが大規模なミサイル攻撃を開始

ウクライナのガルシェンコエネルギー大臣は現地時間2月11日、ロシア軍が同日ウクライナの天然ガスインフラを攻撃し、同日朝の時点でも攻撃が続いていると報告した。エネルギーシステムへの影響を最小限に抑えるため、ウクライナの電力事業者は緊急電力配給措置を実施した。

ウクライナ国営電力会社は同日、ロシア軍による大規模なミサイル攻撃を受け、緊急停電措置を実施したと発表した。

ウクライナの国営石油・ガス会社は、ポルタヴァ州の生産施設がロシア軍の攻撃により被害を受け、同地域の天然ガス供給を安定させる対策を講じていると発表した。死傷者は出なかった。

さらに、ウクライナのポルタヴァ州の軍事・政治管理部門は、同日、ポルタヴァ州がロシアのミサイル攻撃を受け、州内の9つの集落でガス供給が停止したと報告した。

ロシアはまだこれに対して反応していない。

トランプ大統領のロシア・ウクライナ問題担当特使は今月20日にウクライナを訪問する予定だ。

ウクライナ政府筋は現地時間2月10日、トランプ米大統領が任命したウクライナとロシア担当の特使キース・ケロッグ氏が2月20日にウクライナを訪問する予定だと述べた。

ウクライナのゼレンスキー大統領は10日、トランプ米大統領のチームの重要メンバーが今週のミュンヘン安全保障会議の前にウクライナを訪問すると述べたが、詳細は明らかにしなかった。ゼレンスキー大統領はまた、米国や欧州のパートナーとの重要な交渉が12日に始まると述べた。

トランプ大統領は2024年11月27日、第1次大統領時代に国家安全保障問題担当大統領補佐官代理を務めたケロッグ氏を大統領補佐官兼ウクライナ・ロシア担当特使に指名すると発表した。ケロッグ氏は、ウクライナがロシアとの交渉に応じない場合、米国はウクライナへの軍事援助を停止し、ロシアが交渉しない場合は「ウクライナに必要なものはすべて提供する」と繰り返し述べている。