日産、ホンダとの経営統合に関する基本合意を撤回

日産自動車はホンダとの経営統合に関する基本合意(MOU)を撤回することを決めた。両者は持ち株会社方式の採用などを巡って交渉していたが、統合比率などの条件で合意に至らなかった。ホンダはかつて日産を子会社化する案を提示したが、日産社内の強い反対により、最終的に交渉を中断することを決めた。

統合交渉を再開するか、純電気自動車(EV)などの分野のみで協力を継続するかについては、今後別途協議される。

ホンダと日産は当初、2024年12月に経営統合交渉を開始する予定だった。当初は持ち株会社を設立し、ホンダと日産の両社が新会社に所属する構想で、2025年6月の最終合意を目指していた。

交渉条件としてホンダは、業績不振の日産が実効性のある再建策を策定できることを求めている。日産は引き続き復興計画を推進しているが、各地での人員削減への強い反対により、進捗は大きく遅れている。また、持株会社の統合比率を巡っては、対等な統合を主張する日産との調整が困難を極めた。

ホンダは日産の事業立て直しには長い時間がかかると考え、日産を子会社化し、ホンダが主導して再生を進める案を提案した。しかし、この計画は平等な統合を主張する日産社内で強い反対に遭った。経営統合をめぐる両者の考え方の相違が深まり、最終的に統合交渉を一時中断することを決めた。