アルテミス2号、地球からの最遠距離に到達

NASAは4月6日、月周回ミッションを担うオリオン宇宙船が、人類が作った月周回衛星の最遠距離記録を更新したと発表した。同日午後7時頃、宇宙船は月の裏側を通過し、地球から406,771キロメートルの距離に到達。1970年のアポロ13号の記録を塗り替えた。

アルテミス2号は、米国主導、日本参加による半世紀ぶりの有人月周回ミッションである。オリオン宇宙船は4月1日、フロリダ州のケネディ宇宙センターから4名の宇宙飛行士を乗せて打ち上げられた。地球周回後、4月2日に月周回軌道に入り、4月5日には月の引力が地球の引力よりも強い領域に到達した。

4月6日午後1時56分、宇宙船はアポロ13号が樹立した406,171キロメートルの記録を上回った。「私たちは今後も宇宙の奥深くへと探査を続けていきます」と、乗組員でありカナダ宇宙庁の職員でもあるジェレミー・ハンセン氏は語った。「この記録が長く破られないことを願っていますし、この世代と次の世代がこの記録に挑戦し続けることを期待しています。」