富士フイルム、縦位置撮影可能なデジタルカメラを発売

富士フイルム(FUJIFILM)は、フィルムカメラのような撮影を楽しめるコンパクトカメラの新製品を6月下旬より日本で発売すると発表しました。新製品は、デジタルカメラでは珍しい縦位置撮影に対応しています。専用のスマートフォンアプリとの連携機能も搭載しており、カメラに興味を持ち始めたばかりの初心者のニーズにも応えます。

富士フイルムは、新製品「X half」を発売します。価格は税抜10万8000円(約5422元)。バッテリーとメモリーカードを含む重量は240グラムで、同社の主力デジタルカメラブランド「Xシリーズ」の既存モデルの中で最軽量です。

縦位置撮影を考慮し、背面の液晶画面と光学ファインダーは縦長設計となっています。デザインテーマは、35mmフィルムの半分のサイズで撮影する「ハーフサイズカメラ」です。レンズ装着時の焦点距離はフィルム「写ルンです」と同じで、ほとんどのユーザーが使い慣れているフレームで撮影できます。

また、初めてフィルムカメラのような撮影ができる「フィルムカメラモード」機能も搭載しています。撮影後、カメラ上部のジョイスティックを操作して次の写真を撮影するなど、フィルムカメラの操作性を体感できます。

撮影した写真を確認できる専用アプリを通じて、InstagramなどのSNSへ直接写真をアップロードできるほか、富士フイルムのプリントサービスも利用できます。さらに、カメラとアプリを同社のインスタントカメラ「チェキ」と連携させ、写真をプリントできる機能も搭載しています。