EUは小包に関税を課す

各国・地域は、SHEINなどの中国の電子商取引プラットフォームに対し、相次いで対抗措置を講じている。米国が小包への免税措置を撤回したことに続き、EUも小包に3ユーロの課税を決定した。

フランスも独自の税制案を検討中だ。各国・地域は、低価格の中国製品の流入が自国の小売業者の利益を圧迫する可能性があることを懸念している。

12月12日の閣僚会合において、EU加盟国は、これまで無税だった150ユーロ未満の小包に2026年7月から課税することを決定した。オンラインで購入される輸入品の93%がこの課税の対象となる。

​​EUの新規制に加え、フランスは2026年度予算に輸入小包への課税に関する規定を盛り込んだ。フランス上院での審議において、政府は当初の2ユーロから5ユーロに増額した。フランス経済財務省は、この税が導入されれば、輸入小包は商品の種類に応じてEUとフランスの両方の税金の対象となると述べた。