トヨタ、日本でカローラのガソリン車販売を中止

トヨタは5月9日、ガソリンエンジン搭載のカローラセダンの日本での販売を中止すると発表した。カローラシリーズの「トラベルエディション」や「スポーツエディション」など3車種を5月19日までに一部改良し、ハイブリッド車(HV)を中心に販売する。トヨタはガソリン車よりも二酸化炭素排出量が少ないハイブリッド車の開発に力を入れており、代表車種のカローラもハイブリッド車に統一する。

トヨタはカローラを複数モデルで発売する「グループ戦略」を採用した。 3車種がハイブリッドに統一され、残るガソリン車はSUVの「CROSS」とスポーツカーブランドの「GRカローラ」のみとなった。

トヨタは、カローラのセダン「アクシオ」とステーションワゴン「フィールダー」の生産を10月末で終了し、車種を縮小すると発表した。

近年、トヨタは新モデルでガソリンモデルの提供をやめることが増えている。 2022年から発売される高級車「クラウン」シリーズの4車種には、HV、プラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池車(FCV)が含まれる。