トランプ大統領:中国への関税は引き下げられる可能性がある

トランプ米大統領は8日、145%に達した対中累積関税の引き下げは可能かとの記者団の質問に対し、「可能だ」と答えた。また、関税を145%からさらに引き上げることはないとも述べ、今週末の中国との交渉が進展することを期待していると述べた。

中国と米国は5月10日から11日までスイスで協議を行う。米国のベサント財務長官は経済政策を担当する中国の何立峰副首相と会談する。

トランプ大統領は「中国は合意を望んでいる」と述べ、交渉の進展に自信を示した。 「会合をするための会合だという声もあるが、非常に中身のある会合になると思う」と強調した。

アメリカの総合紙ニューヨークポストは8日、交渉開始時にアメリカが中国に対する関税を50~54%に引き下げるとの報道があったと報じた。これに対しトランプ大統領は7日、中国を交渉のテーブルに着かせるために先に関税を引き下げることは「しない」と述べた。