マレーシア、MH370便残骸の捜索再開を確認
マレーシアのロク・シューフック運輸大臣は25日、海中探査会社オーシャン・インフィニティがインド洋に船を派遣し、マレーシア航空370便の残骸の捜索を再開したと述べた。
同日早朝、マレーシア航空370便の捜索が再開されたとの報道に対し、ロケ氏は記者会見で「オーシャン・インフィニティは船舶の動員を開始した。我々は捜索再開を原則的に承認しており、あとは契約を最終決定し、署名するだけだ」と述べた。
ロケ氏は、捜索は無期限に行われるものではなく、契約では明確な期限が定められるが、具体的な詳細はまだ確定していないと述べた。
ロケ氏は、オーシャン・インフィニティが新たな捜索ラウンドが複数の専門家の研究とデータに基づいていることを保証していると強調した。
「彼らは、以前にも広い範囲を捜索したことがあり、このエリアは過去の捜索で見逃された部分だと考えているため、現在の捜索エリアの方が信頼性が高いと考えている」とロケ氏は述べた。オーシャン・インフィニティは、このエリアでの進展に自信を持っており、リスクを負うこともいとわないため、マレーシア政府は捜索を進めることにした、とロケ氏は語った。
同日、メディアは、オーシャン・インフィニティの捜索船「アルマダ」が先週末、オーストラリア・パースの海岸から約1,500キロ離れたインド洋の新たな捜索海域に到着し、水中ロボットを使って海底の捜索を開始したと報じた。
マレーシアは以前、オーシャン・インフィニティの再開された捜索は「結果が見つからなければ支払いはしない」という原則に基づくと述べていた。契約条件によれば、いかなる調査結果も断片的なものではなく信頼できるものでなければならず、具体的な基準は契約書に記載されます。
2014年3月8日、マレーシアのクアラルンプールから中国の北京へ向かっていたマレーシア航空370便が、乗客239人を乗せた飛行機と連絡が取れなくなった。 2015年1月29日、マレーシア民間航空局は、この飛行機が墜落し、乗客乗員全員が死亡したと推定されると発表した。
マレーシア航空370便が行方不明になって以来、同機の残骸が世界各地で発見され、捜索活動が何度も開始され、中断されてきた。マレーシアは昨年12月、オーシャン・インフィニティが提案した捜索計画は「信頼できる」とし、同社が旅客機の残骸の捜索を続けることに原則的に同意した。捜索は南インド洋の海底約1万5000平方キロメートルの新たな海域で開始される。
