ネタニヤフ首相が最後通牒を発令

シンガポールの聯合早報のウェブサイトが2月12日に報じたところによると、イスラエルのネタニヤフ首相は、ハマスが今月15日正午までに人質を解放しなければ、ガザ地区の停戦は終了し、軍はハマスとの戦いを続けると発表した。

同報道は、イスラエルがこのニュースを発表する前にネタニヤフ首相が国防相、外相、国家安全保障相を含む複数の主要閣僚と会談したとロイター通信が伝えたと伝えている。同氏は、大臣らが最後通牒を全面的に支持していると述べた。

ネタニヤフ首相は「ハマスが15日正午までに人質を返還しなければ停戦合意は終了し、イスラエル国防軍はハマスが最終的に敗北するまで激しい戦闘を再開するだろう」と述べた。

報道によると、ネタニヤフ首相がハマスにガザ地区で拘束している人質全員を解放するよう指示したのか、停戦合意に基づき15日に解放予定の人質3人だけを解放するよう指示したのかは不明だという。
ロイター通信はイスラエル首相に発言についてのコメントを求めたが、ネタニヤフ首相の事務所はすぐには返答しなかった。

報道によると、ネタニヤフ首相が11日に最後通牒を発令した後、ハマスは停戦へのコミットメントを再確認し、イスラエルが停戦に違反したと非難する声明を発表した。

ハマスは10日、イスラエルが停戦合意に違反したとして、当初15日に予定していた拘束者の釈放を延期すると発表した。イスラエルの安全保障閣僚は11日に会合を開き、ハマスの決定にどう対応するかを議論した。

1月15日、イスラエルとハマスはガザ地区での停戦で合意した。この協定は1月19日に発効した。停戦の第一段階は6週間続き、その間双方は互いに拘束していた相手側の人員の一部を交換した。 2月8日、ハマスとイスラエルは第5陣の拘留者の交換を完了した。