中東情勢への懸念から金価格は下落基調を維持
金価格は月曜日、1オンスあたり4,300ドル近辺で取引された。先週は5%近く下落し、2カ月ぶりの安値水準となった。中東情勢の緊張再燃が原油価格を押し上げ、インフレと金利への懸念を強めたことが背景にある。
イランはレバノンでのさらなる軍事行動への警告として、イスラエルに向けて複数回のミサイル発射を行った。イスラエル軍は全てのミサイルを迎撃し、死傷者は出ていないと発表した。
長期化する紛争とホルムズ海峡のほぼ閉鎖状態が続くことで、ペルシャ湾からのエネルギー供給が滞り、原油価格の上昇とインフレ懸念の高まりを招いている。
同時に、予想を上回る米国の雇用統計が発表されたことで、米連邦準備制度理事会(FRB)が年内に利上げを行うとの見方が強まり、先週の金価格の重荷となった。
市場は現在、FRBが12月に利上げを行う確率を約70%と織り込んでいる。これは雇用統計発表前の約50%から上昇している。
