ユーロ圏第3四半期GDP、0.3%に上方修正
ユーロ圏の2025年第3四半期GDP成長率は、速報値の0.2%からわずかに上方修正され、前四半期の0.1%増を上回り、0.3%となりました。
上方修正の要因は、固定投資の回復(第2四半期の1.7%減から0.9%増)、および政府支出の堅調(前四半期の0.4%増から0.7%増)です。
在庫変動はGDPに0.1%ポイントの寄与となりました。家計消費の伸びは0.3%から0.2%にわずかに鈍化し、純輸出は輸入が1.3%増、輸出が0.7%増と鈍化したため、0.2%ポイントの押し下げとなりました。
地域最大の経済大国の中では、スペインとフランスがそれぞれ0.6%と0.5%の成長率で経済成長を牽引し、オランダが0.4%、イタリアが0.1%と控えめな成長率にとどまりました。
対照的に、ドイツ経済は四半期を通して停滞したままでした。
