OECD、ルーマニアの2025年と2026年のGDP成長率予測を下方修正

経済協力開発機構(OECD)は火曜日、ルーマニア経済は2025年に1.5%、来年には2.4%成長すると予想されていると発表した。これは、それぞれ12月の2.6%と3.1%の成長率予測を下方修正したものとなる。

​​OECDは6月版の経済見通しの中で、賃金上昇と年金に支えられた民間消費が、ルーマニアの成長を牽引する主要な要因の一つであり続けると見込まれている。一方、投資は昨年の減少から、EUが資金提供するインフラ整備事業に支えられ、徐々に拡大すると予測されている。

OECDによると、2024年の国内総生産(GDP)成長率は、製造業の生産停滞と建設・農業の縮小により0.8%に鈍化する見込みだ。支出面では、公務員の賃金上昇と年金の上昇に支えられた民間消費が、昨年の成長を牽引した。所得増加が輸入を押し上げた一方、外需の低迷により輸出は減少した。