日本のコアインフレ率は4月に予想を上回る

変動の激しい生鮮食品価格を除いたもののエネルギー価格を含む日本のコア消費者物価指数は、2025年4月に前年同月比3.5%上昇し、3月の3.2%から上昇、市場予想の3.4%をわずかに上回りました。

これは2年以上ぶりの高水準であり、持続的なインフレ圧力に対応して日本銀行が金融引き締め政策を継続するとの見方を強めています。

コアインフレ率は、食品価格の高騰と賃金上昇を背景に、3年以上にわたり日銀の目標である2%を上回って推移しています。

上田一男日銀総裁は、政策当局が米国の関税による潜在的な経済への影響を注視する中、慎重なペースではあるものの、日銀は追加利上げの用意があると示唆しました。