王滬寧：自由貿易は中国と日本の共通の利益である

公明党の斉藤鉄夫訪中代表（代表）は23日、北京の人民大会堂で中国人民政治協商会議全国委員会の王滬寧主席と会談した。日本側によると、王滬寧主席は「自由貿易体制の維持は中日両国の共通の利益だ」と述べた。

会談後、斉藤氏は北京で記者団に対し会談の内容を明らかにした。

斉藤氏は会談で、トランプ政権の関税引き上げ措置について「日本側として（関連政策の）見直しを求め、米側と緊密に協議していく」と説明した。斉藤氏は米中関税戦争の継続について「両国関係の安定は国際社会にとって極めて重要だ」と指摘した。

斉藤氏は会談で中国による日本産水産物の輸入禁止やレアアース資源の輸出規制などが取り上げられたと述べた。同氏は「経済大国としての責任を果たすことは、多国間貿易体制の発展を促進することにつながる」と指摘した。これに対し、王滬寧氏は、中日間の未解決の問題は対話を継続することで解決できると述べた。