日本とカナダ、市場安定化に向けた協力で合意

日本とカナダは金融市場と国際金融システムの安定維持に協力することで合意したと、日本の財務省が水曜日に発表した。カナダは今年、主要7カ国(G7)の輪番議長国を務める。

日本の財務省は声明で、水曜日の電話会議で、加藤勝信財務大臣とカナダのフランソワ・フィリップ・シャンパーニュ財務大臣が米国政府による一連の関税導入への懸念を表明したと述べた。

ドナルド・トランプ米大統領が午前0時に中国からの輸入品に104%の関税を課し、広範な相互関税が発動されたことを受け、中国は報復として米国に対する関税を木曜から84%に引き上げると明言した。

これにより市場の暴落が起こり、債券価格は急落し、世界の株式市場はさらに下落した。世界金融システムで最も安全な避難先である米国債は水曜日に新たな売り圧力にさらされた。これは投資家が最も安全な資産を売却していることを示している。

ドルは他の主要通貨に対しても下落した。

日本の外為担当トップは水曜日、米国の関税によって引き起こされた市場の暴落を安定させるため、主要7カ国(G7)および国際通貨基金(IMF)と協力すると述べた。

カナダ財務省に送った電子メールにはすぐには返答がなかった。